不在時にも荷物を届けてもらえる置き配は、忙しくてなかなか家にいない人にとっては非常に便利です。
しかし対面の受け取りと比べて、置き配は盗難されないか気がかりと言う人も多いでしょう。
この記事では、置き配の荷物が盗まれたら誰の責任になり、補償はどうなるのかを解説しています。
荷物が取られたときの対応やトラブル・盗難にあわないための対策も紹介しているので、置き配の荷物が盗難されないか心配な人は必見。
この記事を書いた人:受発注ライフ編集部
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置き配システムとは?
そもそも、置き配とはどのようなシステムなのでしょうか。
ここでは仕組みや盗難のリスクなど、置き配に関する基礎知識を紹介します。
便利な置き配
置き配とは、インターネットなどを利用して購入した商品を指定した場所に置いてもらう宅配方法のこと。
家にいなくても商品を届けてもらえるため、とても便利です。
amazonでは宅配ボックスやガスメーターボックスに置いてもらうことも可能。
置き配で盗難にあう確率も
置き配を利用することで直接荷物を受け取る場合と比べて、盗難トラブルにあう確率は上がります。
とくに玄関前に置き配された荷物は誰でも簡単に持っていくことができるため、盗難にあう確率が高いです。
アメリカでは置き配の荷物を狙った盗難が頻発しており、日本でも利用が普及するにつれてトラブルが増える恐れがあります。
置き配の荷物が盗まれたら補償はある? 誰の責任?
置き配の荷物が盗まれたら基本的には利用者の責任となるため、宅配業者や発送元からは補償されないと考えておきましょう。
一般的に、ドライバーが荷物を届けた時点で運送契約は完了するからです。
ただしamazonなど一部の宅配業者では、置き配で盗難された荷物を全額補償してもらえます。
宅配業者により置き配の盗難トラブルに関する対応は異なるので、各社のホームページや問い合わせ先から確認しましょう。
荷物が配達完了となってるにもかかわらず配達されていない場合は、再送や返金してもらうことが可能です。
置き配の荷物が取られたら?
もし、置き配の荷物が盗まれたらどのように対応すればいいのでしょうか。
荷物が取られたら行うべきことは、配送元への連絡と警察に被害届を出すことの2つです。
amazonなど宅配業者や配送元に連絡をする
置き配の荷物が取られたら、宅配業者に連絡して配達が確かに完了しているか確認をしましょう。
その際、配送時の状況についても聞いておいてください。
またamazonなどの発送元にも連絡し、補償が受けられるか確認しましょう。
警察に被害届を出す
荷物が盗まれた確率が高いのであれば、警察に被害届を出します。
とはいえ盗難の確かな証拠がなければ、警察が犯人を特定するのは困難です。
防犯カメラが手がかりとなる場合があるので、集合住宅などに防犯カメラがあるなら警察を通して所有者に開示請求しましょう。
置き配トラブル・盗難の防止対策
置き配でのトラブルや盗難を防ぐためには、しっかりと対策を取る必要があります。
ここでは置き配の荷物を盗難されないための対策を7つ紹介しましょう。
対面で受け取る
置き配トラブルにより荷物が盗難されないようにするためには、やはり対面で荷物を受け取ったほうがいいです。
特に高額な商品を盗難されると被害額が大きくなるため、対面で受け取るのが安心。
ただし、対面で受け取るには配達時に在宅していることが必須です。
宅配ボックスを置く
宅配ボックスに置き配してもらうことで、荷物が盗難される確率を下げられるでしょう。
宅配ボックスとは、荷物をそこに配達してもらえる鍵付きの設備のこと。
受取人が不在でも荷物を届けてもらえるうえに、雨や風などから荷物を守れるのが宅配ボックスを使うメリットです。
コンビニで受け取る
絶対荷物を盗難されないようにしたいなら、コンビニで荷物を受け取るといいです。
amazonなど配送サービスによっては、荷物の受け取り場所をコンビニに指定できる場合も。
置き配に比べ安全性が高いうえ、コンビニであれば24時間開いているので、学校や仕事帰りにでも気軽に寄って受け取れます。
オープン型宅配便ロッカーで受け取る
オープン型宅配便ロッカーとは、駅やスーパー、コンビニなどに置かれているロッカーのこと。
自宅近くのオープン型宅配便ロッカーで荷物を受け取るようにすれば、宅配ボックスに置き配してもらうのと同じくらい便利で安全です。
防犯カメラの設置
戸建の場合、対策として防犯カメラを設置するのも有効です。
防犯カメラを恐れる犯罪者は多いため、設置するだけでもある程度盗難の確率を下げる効果があるでしょう。
また防犯カメラに犯人の姿を収めることができれば、警察に有力な証拠として提出できます。
高価な商品は置き配を指定しない
高価な商品は置き配を指定しないようにするのも、盗難トラブルの対策になります。
とくにスマホやカメラ、パソコン周りの部品のような小さなものを置き配すると、盗難にあう確率が上がります。
置き配は日料品や食料品などの利用にとどめるのがおすすめです。
置き配被害を補償する保険もあり
最近では、置き配被害を補償してくれる保険も登場しています。
たとえば郵便局で置き配を指定した荷物が盗難された場合、荷物の購入金額の全額または一部の代金が保証されます。
そのため、よく置き配を利用する人はトラブル・盗難対策として検討してみてもいいでしょう。
勝手に置き配されたら?
勝手に置き配された荷物が盗まれたら、責任は誰にあるのでしょうか。
ここでは、2つの場合を想定して解説します。
置き配を指定していない場合
置き配を指定していなかったにも関わらず、宅配業者が勝手に置き配することがまれにあります。
この状況で荷物が盗まれたら、宅配業者がトラブルの責任を負う可能性が非常に高いです。
宅配業者には、依頼主が指定した方法で宅配する義務があるからです。
勝手に荷物が置き配されていた場合は、なぜそうしたのか宅配業者に確認してみるといいでしょう。
置き配を指定したが荷物の置き方に問題がある場合
置き配を指定したものの、荷物の置き方に問題があって盗難された場合も宅配業者の責任となります。
たとえば荷物が置いてあった場所が指定場所と違い、その状況で荷物が盗まれたら、責任を宅配業者に問える可能性が高いです。
まとめ
置き配は便利なシステムですが、利用すると盗難にあう確率がぐっと上がります。
置き配で荷物が盗まれたら、基本的には利用者の責任になるため注意しましょう。
ただしamazonのように一部の発送元では補償規定が定められているケースもあるので、確認しておくと安心。
もし荷物が取られたら、宅配業者や発送元に連絡し確認したうえで警察に被害届を出しましょう。